積極的に摂取するべきサプリメント

ビタミンC
喫煙すると腸からのビタミンC吸収率が下がり、さらに体内でのビタミンCの代謝が早まると言われています。
つまり喫煙者は非喫煙者よりビタミンCの消費が増えるのです。
体内のビタミンC濃度が低くなるので、疲労や筋力低下、肌荒れなどの症状を起こりやすくなります。
また血管が弱まり出血しやすくなる「壊血病」になってしまう恐れもあります。
さらに、ビタミンCは喫煙で発生するニトロソアミンや一酸化炭素など有害物質を無毒化する栄養素であると言われています。
また、白血球の働きを強くして免疫力を高める作用があるので風邪など感染症にかかりにくくなったり、回復が早めたりする効果があるので積極的に摂取することが望ましいでしょう。
ケルセチン
ポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用があり、喫煙によって発生する有害物質を無毒化する働きがあります。
玉ねぎやブロッコリーなどに多く含まれています。
ビタミンE
たばこに含まれているニコチンやタール、一酸化炭素には体を酸化する作用があります。
これらの多くは癌や心疾患、肺疾患、歯周病のリスクが高まり、ニキビや肌荒れ、月経前症候群(PMS)との関係も指摘されています。
体内での酸化により老化が進み、細胞や血管が脆くなり様々な病気にかかりやすくなります。
ビタミンEはビタミンCと一緒に摂ることで癌予防に効果的だという話もあります。
ビタミンD
アメリカの研究で、ビタミンD欠乏者の喫煙者は肺機能が速く低下したと発表がありました。
欠乏症ではない喫煙者では肺機能への影響が少なかったことから、ビタミンDは喫煙者の肺機能を保護する働きがあることを示しています。
ビタミンDはカルシウムの代謝に大きく関わる脂溶性のビタミンで、腸管からのカルシウムの吸収を促し骨を作る働きをすることで有名ですが、他にも免疫を調整する機能や抗炎症作用があるとも言われています。
喫煙者は摂取に注意が必要なサプリメント
βカロテン
体内でビタミンAに変化するビタミンAの前駆体で、緑黄色野菜などに多く含まれています。
抗酸化作用やがん予防に効果的と言われる栄養素ですが、喫煙者が大量に摂取すると肺がんのリスクが上がると言われています。
受動喫煙によって気管支喘息などの疾患や肺がんの影響もあるとされていますので自身が喫煙者でなくても注意する必要があります。
またこれらの成分を必要以上に摂取してしまうと、逆に健康とは真逆の効果も出てしまう可能性がありますので、適切な量で正しく摂取しましょう。