原材料が多い順から記載しているので、
自分に必要な原材料や成分量がはっきりと記載されているものを選ぶのがポイント

サプリメントに関わらず、商品の価格は多くのものが「製剤の原料」、「製造コストや開発費用」、「広告宣伝費・営業コスト」、「利益」で構成されています。
そしてこの中でも大半を占めているのは、残念ながら「製剤原料」以外の部分なのです。
価格は製造販売会社に任されているので数百円のサプリメントから数万円まで様々あります。
その会社の販売理念や目的も様々なので、必ずしもに価格と効果が比例するとは限りませんね。
サプリメントは原則として製品に使用された原材料をすべて記載する必要がありますが、その量までは記載の必要はありません。
いくら体に良い成分が入っていたとしても実際に飲んでみて効果が出る量が含まれているのかまでは分かりません。
記載されている原材料は量が多い順から記載されている場合がほとんどです。
最初に添加物の名前が並び、最後のほうに目的の栄養素が記載されている商品は良心的なサプリメントとは言えないでしょう。
自分が期待する効果の成分がどのくらい入っているのか着目し、また原材料やその成分量がはっきり記載されている製品を選ぶのが良いでしょう。
SNSのWEB広告でよく見かけるサプリメントは信頼できるのか?
最近、あなたはテレビ視聴時間よりネット利用時間の方が長いですか?
近年、若年層(特に10~20代)はテレビよりネット動画、新聞よりネットニュースをよく利用する傾向にあります。
さらに、Googleなどの検索エンジンよりも、インスタグラムやツイッターなどのSNSで情報取集する人が多いのも事実です。
テレビCMよりもSNS上の方が広告数は多いのではないでしょうか?
最近、ネット広告は他の媒体より出稿のしやすさや審査の甘さから虚偽や誇大広告でのトラブルが増加していると聞きます。
健康志向にある昨今、サプリメントに関する広告もよく目にします。
商品の宣伝ですので魅力的なフレーズで消費者の目にとまりやすいように広告されているのは当たり前です。
すべての商品が良くみえたり、逆に良い事ばかり書かれていて不信感を抱いてしまったり…。
人によって捉え方は様々です。
サプリメントは医薬品ではなく食品です。
食品に関しては薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)の規制対象にはなりません。
しかし、広告表現に健康増進や医薬品の効能のような表現が使われていると薬機法の規制に引っかかります。
サプリメントを含む健康食品はここ最近で激増したこともあり、近年、法改正され広告表現も厳しく取り締まるようになりました。
「効能の表現に関して個人差、体験談による」といった表現も取り締まり対象になってきています。
もちろん、虚偽や誇大広告した場合は販売業者に100万円以下の罰金や業務停止命令など処罰されます。
しかし、その違反行為をすべて行政が監視するというのは現実的に難しい現状です。
だからこそ、正しい知識を得て、自分に合ったサプリメントを選択することがとても大切なのです。
雑誌でよく見る「痩せるサプリメント」は本当に効果があるのか?
カテキンやカルニチンは摂取することで脂肪の燃焼をサポートしてくれる成分として有名です。
最近では「菌活」といって、善良な腸内細菌を増やして腸内活動を活発にし、免疫機能アップや便通を良くし体重減少を期待する効果があるなんて話も聞きます。
ではそのようなダイエットサプリメントを飲めばみんな痩せるのでしょうか?
体質や代謝など1人1人違いますので、サプリメントの成分によって効果が出たり出なかったりするのは当たり前です。
また、サプリメントを飲んで運動や食事制限も行う人、サプリメントを飲むだけの人を比べても効果ありなしに関わってくると思います。
消費カロリー以上に摂取カロリーを増やせば太りますし、減らせば体重は落ちます。
このサイクルは不変です。
痩せやすい体質に変えていく為の補助的なものとしてサプリメントを摂取すると良いモチベーションを保てるかもしれません。
個人の体験談をエビデンスとして断定するのは難しいです。
本当にその人がサプリメントだけで痩せたのか誰にも分かりませんよね。
まずは今の食生活を見直し、運動して筋肉量を増やし、健康的にダイエットに挑むのが理想ではあります。
誰しも分かっているんですが、それがなかなか上手く続かないからついつい「痩せるサプリメント」と検索してしまうものです。
サプリメントはあくまで補助的な役割となりますので、即効性を求めすぎず、長期的な視点で体質改善を行っていきましょう。