サプリメントと医薬品の違い

サプリメントとは

サプリメントとは

サプリメントとはいわゆる栄養補助食品と呼ばれているもので、健康の維持・増進を目的とした食品の一部です。

「特定成分が凝縮された錠剤やカプセル形態の製品」と定義していますが、広い意味では健康食品のひとつとして考えられています。

サプリメントの利用目的は病気の予防、食事で不足している栄養素の補給や強化、疲労回復、美容やダイエットなど性別や年齢により目的は様々です。

さらに一部のサプリメントには医薬品ではないですが、病気の治療目的に作られているものも流通しはじめています。

「普段の食生活の内容では少し栄養に偏りがあるかもしれない」、「病院に行ってまで相談する症状でもなさそうだけど気になる」、「将来のためにも健康で丈夫な体にしていきたい」など、自身に必要な栄養素をオリジナル処方で手軽に摂取できるのもサプリメントの特徴です。

サプリメントは気軽に買える

サプリメントは気軽に買える

サプリメントは病院を受診する必要もなく、ドラックストアや薬局、コンビニなどの店舗やアマゾンや楽天などインターネット上でも気軽に購入が可能です。

医薬品とは

医薬品とは

医薬品は病気の治療を主な目的とし、効果効能について国が認めた薬だけ医薬品として認められており、法律により様々な規定があります。

医薬品は病院を受診し医師の処方箋が必要になる場合や薬剤師、登録販売者の管理の元、購入することが多いです。

はっきりした原因や疾病が分かったうえで治療を行う場合は、医薬品を選択するほうが良いでしょう。

サプリメントと医薬品では利用目的と成分量が違う

サプリメントと医薬品では利用目的と成分量が違う

サプリメントと医薬品は利用目的が異なりますので入っている成分の量にも違いがあります。

代表的なものがビタミンCです。

医薬品にもサプリメントにもビタミンCは存在します。

サプリメントの場合

<ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です>と記載されています。

医薬品の場合

<① ビタミンC欠乏症の予防及び治療(壊血病、メルレル・バロー病)

<② ビタミンCの需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(末梢性疾患、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時など)

<③ 下記疾患のうちビタミンCの欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合(毛細管出血、薬物中毒、副腎皮質機能障害、骨折時の骨基質形成・骨癒合促進、肝斑・雀卵斑・炎症後の色素沈着、光線過敏性皮膚炎>と効能効果が定められています。

1日用量もサプリメントだと24mg~1000mg、医薬品だと50~2000mgという違いがあります。

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